2013年06月07日
鰊のマスタード漬けとワイン
本日当店にお越しいただきましたお客様ありがとうございました。
1日の最後に飲むワインはいつもながら格別です。
さて、本日のワインは白の辛口です。
・シャーマー・ド・グロ・ムルソー2008(シャルドネ100%)
・サンタイネスSウノNV(チリ北部リマリ・ヴァレー、シャルドネ90%、ヴィオニエ10%)
これに本日松坂屋静岡店で購入した北海道産鰊のマスタード漬けを合わせてみました。
ムルソーは鰊の生臭さが気になってしまいあいません。一方、
サンタイネスSウノは、ワインはワインのまま楽しめて、鰊は鰊のまま楽しめます。
同じ白の辛口でぶどうも同じシャルドネなのになぜこんな違いが出るのでしょうか?
それぞれのワインについて共通点と相違点を挙げてみました。
共通点
・同じぶどう品種(シャルドネ)。
・味わいは辛口、樽熟成あり。
相違点
・ムルソーは極めてドライで糖分を感じない。サンタイネスSウノは若干残糖を感じる。
・サンタイネスSウノには後味に若干の苦みを感じる。
ベリンジャーのフードペアリング理論によると食べ物の味付けの塩味、酸味のバランスが
一番重要で、両方を高いレベルで使っていた場合、樽を利かせたドライなタイプのワインに
よく合い、塩味だけもしくは酸味だけの食べ物の場合には、甘味の残ったワインの方が
よく合う。
鰊のマスタード漬けは、酸味はしっかりしているが塩味はそれほど高いレベルではありま
せん。この部分とワインに残っている若干の残糖分のあるなしが関係している可能性が
あります。
※一度店長の得意なベリンジャーのフードペアリング講座をお受けになると上記のお話が
良く理解できると思います。
また、魚の生臭さとワインの関係ですが、以前メルシャン社の研究発表でワインに残って
いる鉄分と生臭さが人間の味覚に大きく影響を与える、と聞いたことがあります。
つまり、ムルソーには鉄分が多く、サンタイネスSウノには鉄分が少ないのでは、とも推測
されます。
メルシャン社の研究発表 → http://www.kirinholdings.co.jp/rd/result/closeup/02.html
ワインと食べ物の関係って、おもしろいですね。
1日の最後に飲むワインはいつもながら格別です。
さて、本日のワインは白の辛口です。
・シャーマー・ド・グロ・ムルソー2008(シャルドネ100%)
・サンタイネスSウノNV(チリ北部リマリ・ヴァレー、シャルドネ90%、ヴィオニエ10%)
これに本日松坂屋静岡店で購入した北海道産鰊のマスタード漬けを合わせてみました。
ムルソーは鰊の生臭さが気になってしまいあいません。一方、
サンタイネスSウノは、ワインはワインのまま楽しめて、鰊は鰊のまま楽しめます。
同じ白の辛口でぶどうも同じシャルドネなのになぜこんな違いが出るのでしょうか?
それぞれのワインについて共通点と相違点を挙げてみました。
共通点
・同じぶどう品種(シャルドネ)。
・味わいは辛口、樽熟成あり。
相違点
・ムルソーは極めてドライで糖分を感じない。サンタイネスSウノは若干残糖を感じる。
・サンタイネスSウノには後味に若干の苦みを感じる。
ベリンジャーのフードペアリング理論によると食べ物の味付けの塩味、酸味のバランスが
一番重要で、両方を高いレベルで使っていた場合、樽を利かせたドライなタイプのワインに
よく合い、塩味だけもしくは酸味だけの食べ物の場合には、甘味の残ったワインの方が
よく合う。
鰊のマスタード漬けは、酸味はしっかりしているが塩味はそれほど高いレベルではありま
せん。この部分とワインに残っている若干の残糖分のあるなしが関係している可能性が
あります。
※一度店長の得意なベリンジャーのフードペアリング講座をお受けになると上記のお話が
良く理解できると思います。
また、魚の生臭さとワインの関係ですが、以前メルシャン社の研究発表でワインに残って
いる鉄分と生臭さが人間の味覚に大きく影響を与える、と聞いたことがあります。
つまり、ムルソーには鉄分が多く、サンタイネスSウノには鉄分が少ないのでは、とも推測
されます。
メルシャン社の研究発表 → http://www.kirinholdings.co.jp/rd/result/closeup/02.html
ワインと食べ物の関係って、おもしろいですね。
Posted by くりた at 01:27│Comments(0)
│本日のワイン