2015年05月07日

土地とともに生きる

本日当店へお越しいただきました皆様、ありがとうございます。
店長です。


ゴールデンウィーク中に栃木まで出かける予定があり、足を延ばして山形県南陽市赤湯にある酒井ワイナリーさんの見学&畑のお手伝いに行ってきました。2年ぶりです。
お店や別の用事もあり非常にタイトなスケジューリングでした。


土地とともに生きる

4日(月)21:30杉の新幹線で静岡を出発、大宮で宿泊し、翌朝朝一の新幹線で赤湯に向かい8:30過ぎに赤湯駅到着。徒歩でワイナリーに向かい9:00頃到着。
早速、醸造設備及び樽の貯蔵庫の見学をし、畑の案内をしてもらいました。


土地とともに生きる

畑はいずれも自社畑です。狸沢(むじなさわ)、雨霊沢(うれいさわ)、名子山(なごやま、沢と肩)、大洞山(おおほらやま) の4つを見学。
狸沢は7年目の畑で西南に向かって緩斜面になっています。カベルネソーヴィニヨンやメルロー、シラーとシャルドネなどが列ごと垣根の畑です。
雨霊沢はまだ3年目の畑で今年の秋に初成りの実が多少収穫できるかどうかといったところです。こちらは赤品種のみ。
名子山は長年自社畑同様に管理してきた一番歴史のある土地です。斜面は40度くらいあり、石垣を積み重ねた南東向きの畑です


大洞山は今年の4月に植樹したばかりの畑になります。赤品種のみとの事。

お手伝いはこの大洞山の畑にクローバーの種をまくことと一帯に残っている石を畝の間から避ける作業です。
開墾したばかりで土作りから始める必要があります。石はそのままだと草刈り機での作業ができません。草刈り機が入れるように石をどけます。
お手伝いはとても地味な作業でしたがこのことが数年後の美味しいワインに繋がるのであれば嬉しい限りです。


酒井ワイナリーさんは沢山の自社畑を持っていらっしゃるのですがそれはそうする必要があってやむなくやっていることなのです。
この赤湯の土地で出来るぶどうを使ってのワイン造りがモットーなのですが農家の高齢化が激しくやむなく自社での管理になっているとの事。


「100年続いてきたワイン造りの歴史を100年後にも繋がるようなそんなことをしたい。」という一平社長の言葉。
まさに「土地とともに生きる」そんな生き方をしている魅力あふれるワイナリーです。
爽やかな風が心地よく清々しい気分になったひと時でした。


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