2013年06月15日
龍天門の冷やし担担麺とワイン
本日当店へお越しいただきました皆様、ありがとうございます。
本日は店長はお休みをいただき前職(脱サラ前)の退職日のため、挨拶に行って
きました。無事に挨拶、残務処理が終わり、夕食はウェスティンホテル東京の有名
中華龍天門で裏メニューの冷やし担担麺を食べてきました。

とてもおいしかったです。
で、一緒に合わせたワインは、
シャトー・サンミッシェル・コロンビアヴァレー・リースリング
シャトー・サンミッシェルはアメリカワシントン州で圧倒的なシェアを握るワインメーカーで
同州のワイン産業をリードする、リーディングカンパニーです。一部オレゴン州に関連の
ワイナリーも持っています。店長も数年前にワイナリー訪問し、コロンビアクレストワイナリー、
ノーススターワイナリー、カヌーリッジヴィンヤード、ヤキマヴァレー・スナイプスヴィンヤード、
そしてシアトルにあるリースリングの製造拠点であるシアトルワイナリー及び本社の見学を
させていただきました。歴史は40数年とやや浅いものの一生懸命にワインを作るグレイト
ワイナリーです。リースリングの製造ワイナリーとしては世界一の規模を誇ります。
大変勉強になったことを覚えています。
そしてこのコロンビアヴァレー・リースリングは上品で華やかな香りとやや甘味を残した
味わいで比較的中華料理には広く合います。
これまでお世話になりました方々に感謝しつつ、おいしくいただきました。
やはりワインの愉しみはおいしい料理と一緒に味わいつつ、気の合う仲間と味わうのが
最高と思います。
本日は店長はお休みをいただき前職(脱サラ前)の退職日のため、挨拶に行って
きました。無事に挨拶、残務処理が終わり、夕食はウェスティンホテル東京の有名
中華龍天門で裏メニューの冷やし担担麺を食べてきました。
とてもおいしかったです。
で、一緒に合わせたワインは、
シャトー・サンミッシェル・コロンビアヴァレー・リースリング
シャトー・サンミッシェルはアメリカワシントン州で圧倒的なシェアを握るワインメーカーで
同州のワイン産業をリードする、リーディングカンパニーです。一部オレゴン州に関連の
ワイナリーも持っています。店長も数年前にワイナリー訪問し、コロンビアクレストワイナリー、
ノーススターワイナリー、カヌーリッジヴィンヤード、ヤキマヴァレー・スナイプスヴィンヤード、
そしてシアトルにあるリースリングの製造拠点であるシアトルワイナリー及び本社の見学を
させていただきました。歴史は40数年とやや浅いものの一生懸命にワインを作るグレイト
ワイナリーです。リースリングの製造ワイナリーとしては世界一の規模を誇ります。
大変勉強になったことを覚えています。
そしてこのコロンビアヴァレー・リースリングは上品で華やかな香りとやや甘味を残した
味わいで比較的中華料理には広く合います。
これまでお世話になりました方々に感謝しつつ、おいしくいただきました。
やはりワインの愉しみはおいしい料理と一緒に味わいつつ、気の合う仲間と味わうのが
最高と思います。
2013年06月13日
パッソピシャーロ
本日当店へお越しいただきました皆様、ありがとうございます。
先日入荷しましたワインをおすすめしましたH.S様がお昼頃お見えになり、
写真の右から2番目にある、シャトー・ラ・グラーブ・ア・ポムロール1992 を
お買い上げいただきました。ご息女様の生まれ年のワインとの事、外観からは
保存状態もよく、きっと満足いただける味わいではないかと思います。

また、濃いワインがお好きな、H様が夜にお見えになり、イタリア・シチーリア州の
エトナ山の中腹1000m程度に畑のあるパッソピシャーロ赤2010をお買い上げ
いただきました。写真一番左のワインです。ぶどう品種はネレッロ・マスカレーゼ種、
7000Lのオークの大樽で16ヶ月に及ぶ十分な熟成をしてから瓶詰しています。
2010年とヴィンテージが若いことから十分なデキャンタージュをしてからお飲みに
なるとの事です。ぜひご感想をお聞かせください。
また、フランスワインはあまりお好きでないと伺っていましたので、店長の秘蔵の
フランスワインを思い切ってプレゼントしてしまいました。ワイン名は、
「シャトーヌフ・デュ・パプ・ドメーヌ・グレゴリウス・キュヴェ・ジロー1997」
16年たったシャトーヌフなので味がまろやかになっているのは間違いないですね。
先日入荷しましたワインをおすすめしましたH.S様がお昼頃お見えになり、
写真の右から2番目にある、シャトー・ラ・グラーブ・ア・ポムロール1992 を
お買い上げいただきました。ご息女様の生まれ年のワインとの事、外観からは
保存状態もよく、きっと満足いただける味わいではないかと思います。
また、濃いワインがお好きな、H様が夜にお見えになり、イタリア・シチーリア州の
エトナ山の中腹1000m程度に畑のあるパッソピシャーロ赤2010をお買い上げ
いただきました。写真一番左のワインです。ぶどう品種はネレッロ・マスカレーゼ種、
7000Lのオークの大樽で16ヶ月に及ぶ十分な熟成をしてから瓶詰しています。
2010年とヴィンテージが若いことから十分なデキャンタージュをしてからお飲みに
なるとの事です。ぜひご感想をお聞かせください。
また、フランスワインはあまりお好きでないと伺っていましたので、店長の秘蔵の
フランスワインを思い切ってプレゼントしてしまいました。ワイン名は、
「シャトーヌフ・デュ・パプ・ドメーヌ・グレゴリウス・キュヴェ・ジロー1997」
16年たったシャトーヌフなので味がまろやかになっているのは間違いないですね。
2013年06月11日
メルシャン社試飲会
本日当店へお越しいただきました皆様ありがとうございました。
静岡グランドホテル中島屋でメルシャン社のワイン試飲会があり、参加いたしました。

試飲アイテム数は84種類。国産ぶどう100%のシャトー・メルシャン、スパークリング
ワイン、ビオ・ディナミのワイン、コンチャイトロ・カッシェロディアボロ、ロバートモンダヴィ、
飲食店専用ワイン、フランジア、日本リカーさんのおすすめワインなどなど。
価格帯も低価格なものから中価格、高価格帯のものまで様々です。
注目はやはり国産ぶどう100%のシャトーメルシャン。甲州を使った
ワインが5種類あり、それぞれ製法や産地、目指すものが違い味わいもそれぞれに表現
されていて比較試飲ができて面白かったです。
大変勉強になりました。ありがとうございました。

また、メルシャンさんと言えば、長野・桔梗ヶ原メルロー、勝沼・城の平カベルネソーヴィニヨン、
最近注目の北信シャルドネ、のフラッグシップワインも試飲できました。価格も高いですが、
とても国産ワインとは思えない完成度の高いワインですね。さすがです。
あいにくの雨模様にもかかわらず参加者もとても多く大盛況でした。
静岡グランドホテル中島屋でメルシャン社のワイン試飲会があり、参加いたしました。
試飲アイテム数は84種類。国産ぶどう100%のシャトー・メルシャン、スパークリング
ワイン、ビオ・ディナミのワイン、コンチャイトロ・カッシェロディアボロ、ロバートモンダヴィ、
飲食店専用ワイン、フランジア、日本リカーさんのおすすめワインなどなど。
価格帯も低価格なものから中価格、高価格帯のものまで様々です。
注目はやはり国産ぶどう100%のシャトーメルシャン。甲州を使った
ワインが5種類あり、それぞれ製法や産地、目指すものが違い味わいもそれぞれに表現
されていて比較試飲ができて面白かったです。
大変勉強になりました。ありがとうございました。
また、メルシャンさんと言えば、長野・桔梗ヶ原メルロー、勝沼・城の平カベルネソーヴィニヨン、
最近注目の北信シャルドネ、のフラッグシップワインも試飲できました。価格も高いですが、
とても国産ワインとは思えない完成度の高いワインですね。さすがです。
あいにくの雨模様にもかかわらず参加者もとても多く大盛況でした。
2013年06月11日
志太泉酒造様訪問
本日はお店はお休みです。
お休みを利用して、取引先である志太泉酒造さんの蔵見学に行ってきました。
店長と社長、そして鷹匠にある居酒屋おい川のN社長の3名での見学です。
M社長より直接ご案内いただきました。明治15年創業、130年の歴史があります。
本日は丁度、梅酒の仕込みを行っている最中でした。梅は隣の島田市の梅園のもの
を中心に一部藤枝産を使い、日本酒はもちろん志太泉の純米原酒開龍です。
氷砂糖の量はかなり抑えめにしています。
低温で約10ヶ月漬け込み、来年の4月か5月ころ出荷が始まるそうです。低温で
10ヶ月間漬け込むことで独特のやさしい味わいになるとの事です。当店でも
取扱いしておりますのでご興味の方はお問い合わせください。
1800ml、720ml、140mlにゃんかっぷタラス(梅の実入り)の3種あります。
肝心の日本酒の製造工程については、洗米、蒸米、麹室での麹作り、酒母作り、
段仕込み、搾り、貯蔵、瓶詰めと丁寧に説明いただきました。
目指す日本酒の方向性は、口当たりはすっきり入って、真ん中にうまみの膨らみが
あり、後口がすっと切れる、とのこと。試飲の際にいただいた、播州山田錦吟醸や
にゃんかっぷ五百万石純米吟醸などがまさに目指すお酒だと感じました。
大変勉強になりました。ありがとうございました。当店のお客様にもお伝えして
ゆきたいと思います。
そしてご一緒いただきましたN社長も今後ともよろしくお願いします。 続きを読む
お休みを利用して、取引先である志太泉酒造さんの蔵見学に行ってきました。
店長と社長、そして鷹匠にある居酒屋おい川のN社長の3名での見学です。
M社長より直接ご案内いただきました。明治15年創業、130年の歴史があります。
本日は丁度、梅酒の仕込みを行っている最中でした。梅は隣の島田市の梅園のもの
を中心に一部藤枝産を使い、日本酒はもちろん志太泉の純米原酒開龍です。
氷砂糖の量はかなり抑えめにしています。
低温で約10ヶ月漬け込み、来年の4月か5月ころ出荷が始まるそうです。低温で
10ヶ月間漬け込むことで独特のやさしい味わいになるとの事です。当店でも
取扱いしておりますのでご興味の方はお問い合わせください。
1800ml、720ml、140mlにゃんかっぷタラス(梅の実入り)の3種あります。
肝心の日本酒の製造工程については、洗米、蒸米、麹室での麹作り、酒母作り、
段仕込み、搾り、貯蔵、瓶詰めと丁寧に説明いただきました。
目指す日本酒の方向性は、口当たりはすっきり入って、真ん中にうまみの膨らみが
あり、後口がすっと切れる、とのこと。試飲の際にいただいた、播州山田錦吟醸や
にゃんかっぷ五百万石純米吟醸などがまさに目指すお酒だと感じました。
大変勉強になりました。ありがとうございました。当店のお客様にもお伝えして
ゆきたいと思います。
そしてご一緒いただきましたN社長も今後ともよろしくお願いします。 続きを読む
2013年06月10日
本日の新入荷ワイン
本日当店へお越しいただきました皆様ありがとうございました。
本日イタリアワイン2種、フランスワイン2種が新しく入荷しました。
イタリアワインはシチーリア島のパッソピシャーロという作り手のワインです。
赤はネレッロ・マスカレーゼ100%、白はシャルドネ100%です。
いずれもコクのあるタイプで赤は漆黒の色調をしています。
濃いワインのお好きなH様におすすめしたいワインです。
フランスワイン2種はいずれもボルドーの1990年代のワインです。
グラーブ地区の格付けワインである、シャトー・ド・フューザル1994と、
ポムロール地区の高名なワイン、シャトー・ラ・グラーブ・ア・ポムロール1992です。
いずれも飲み頃を迎えていて、かつ価格的にもお求めやすいものになっています。
こういった偉大なワインをおいしい料理と一緒に飲み、気の合う仲間と一緒に談笑
しながら味わえたら最高ですね。 続きを読む
本日イタリアワイン2種、フランスワイン2種が新しく入荷しました。
イタリアワインはシチーリア島のパッソピシャーロという作り手のワインです。
赤はネレッロ・マスカレーゼ100%、白はシャルドネ100%です。
いずれもコクのあるタイプで赤は漆黒の色調をしています。
濃いワインのお好きなH様におすすめしたいワインです。
フランスワイン2種はいずれもボルドーの1990年代のワインです。
グラーブ地区の格付けワインである、シャトー・ド・フューザル1994と、
ポムロール地区の高名なワイン、シャトー・ラ・グラーブ・ア・ポムロール1992です。
いずれも飲み頃を迎えていて、かつ価格的にもお求めやすいものになっています。
こういった偉大なワインをおいしい料理と一緒に飲み、気の合う仲間と一緒に談笑
しながら味わえたら最高ですね。 続きを読む
2013年06月08日
シニアワインアドバイザー
本日当店へお越しいただきました皆様、ありがとうございました。
店長は4月17日に今年度のシニアワインアドバイザー試験(1次試験)を受験し、
5月17日に同2次試験を受験しました。そして、めでたく合格することができました。
ワインアドバイザー試験について簡単に説明いたします。
主催は日本ソムリエ協会、年1回ソムリエ及びワインアドバイザー等の試験が秋に
あります。ソムリエもワインアドバイザーもほぼ同じ筆記試験、テイスティング試験を
受け同じ基準で合否が判断されます。違いは実技があるのかないのか。なぜ違いが
あるのかというと、そもそも職業として飲食店でワインをサービスするような職業に
ついているか、販売店やメーカー、卸業者としてワインの販売業務に従事しているか
という違いでワインに関しての知識レベルは全く同じ基準で合否が決まります。
つまり、ワインに関係する業務に従事していないと受験ができない、のです。
その従事期間も3年以上あって初めて受験できます。
シニアソムリエ、シニアワインアドバイザー等も同じく、年1回試験があります。そして
その知識レベルはまったく同じ基準で合否が判断されます。ソムリエ、ワインアドバイ
ザー試験に合格して3年以上関係する業務に従事してから受験資格が生まれます。
当然試験レベルはソムリエやワインアドバイザー試験よりもはるかに高度な難しい
問題が出題されますし、テイスティングもはるかに難しい出題内容となっています。
店長は1992年にワインアドバイザーに合格して、2011年に初めてシニア試験を
受けました。その時は不合格でしたが、今回2回目の受験でめでたく合格しました。
今年の試験は昨年までと違い、2次試験の口頭試問が加わりました。
初めての口頭試問でどんな問題が出るのか不安でした。では、その試験内容は、
①ワインに関する知識。3つのワイン名が原語で書かれた紙を渡され、そのワイン
について、生産国、生産地域、使用ぶどう品種、製法、ワインについての説明、
が求められます。3分間の時間制限あり。
②接客。テーマが2つ。ブショネの説明とその対応。スクリューキャップの効用。
以上について各1分で説明。
③プレゼンテーション。得意先の百貨店から年末年始のワインフェアの提案を
求められたという設定で、1つテーマ、提案主旨、詳細な内容を述べ、3つ
テーマもしくは簡単な内容のみ2分間で述べる。
というものです。
今後ももっともっとワインのことを勉強して、ワイン文化の普及に努めてゆきたいと
思います。
店長は4月17日に今年度のシニアワインアドバイザー試験(1次試験)を受験し、
5月17日に同2次試験を受験しました。そして、めでたく合格することができました。
ワインアドバイザー試験について簡単に説明いたします。
主催は日本ソムリエ協会、年1回ソムリエ及びワインアドバイザー等の試験が秋に
あります。ソムリエもワインアドバイザーもほぼ同じ筆記試験、テイスティング試験を
受け同じ基準で合否が判断されます。違いは実技があるのかないのか。なぜ違いが
あるのかというと、そもそも職業として飲食店でワインをサービスするような職業に
ついているか、販売店やメーカー、卸業者としてワインの販売業務に従事しているか
という違いでワインに関しての知識レベルは全く同じ基準で合否が決まります。
つまり、ワインに関係する業務に従事していないと受験ができない、のです。
その従事期間も3年以上あって初めて受験できます。
シニアソムリエ、シニアワインアドバイザー等も同じく、年1回試験があります。そして
その知識レベルはまったく同じ基準で合否が判断されます。ソムリエ、ワインアドバイ
ザー試験に合格して3年以上関係する業務に従事してから受験資格が生まれます。
当然試験レベルはソムリエやワインアドバイザー試験よりもはるかに高度な難しい
問題が出題されますし、テイスティングもはるかに難しい出題内容となっています。
店長は1992年にワインアドバイザーに合格して、2011年に初めてシニア試験を
受けました。その時は不合格でしたが、今回2回目の受験でめでたく合格しました。
今年の試験は昨年までと違い、2次試験の口頭試問が加わりました。
初めての口頭試問でどんな問題が出るのか不安でした。では、その試験内容は、
①ワインに関する知識。3つのワイン名が原語で書かれた紙を渡され、そのワイン
について、生産国、生産地域、使用ぶどう品種、製法、ワインについての説明、
が求められます。3分間の時間制限あり。
②接客。テーマが2つ。ブショネの説明とその対応。スクリューキャップの効用。
以上について各1分で説明。
③プレゼンテーション。得意先の百貨店から年末年始のワインフェアの提案を
求められたという設定で、1つテーマ、提案主旨、詳細な内容を述べ、3つ
テーマもしくは簡単な内容のみ2分間で述べる。
というものです。
今後ももっともっとワインのことを勉強して、ワイン文化の普及に努めてゆきたいと
思います。
2013年06月07日
鰊のマスタード漬けとワイン
本日当店にお越しいただきましたお客様ありがとうございました。
1日の最後に飲むワインはいつもながら格別です。
さて、本日のワインは白の辛口です。
・シャーマー・ド・グロ・ムルソー2008(シャルドネ100%)
・サンタイネスSウノNV(チリ北部リマリ・ヴァレー、シャルドネ90%、ヴィオニエ10%)
これに本日松坂屋静岡店で購入した北海道産鰊のマスタード漬けを合わせてみました。
ムルソーは鰊の生臭さが気になってしまいあいません。一方、
サンタイネスSウノは、ワインはワインのまま楽しめて、鰊は鰊のまま楽しめます。
同じ白の辛口でぶどうも同じシャルドネなのになぜこんな違いが出るのでしょうか?
それぞれのワインについて共通点と相違点を挙げてみました。
共通点
・同じぶどう品種(シャルドネ)。
・味わいは辛口、樽熟成あり。
相違点
・ムルソーは極めてドライで糖分を感じない。サンタイネスSウノは若干残糖を感じる。
・サンタイネスSウノには後味に若干の苦みを感じる。
ベリンジャーのフードペアリング理論によると食べ物の味付けの塩味、酸味のバランスが
一番重要で、両方を高いレベルで使っていた場合、樽を利かせたドライなタイプのワインに
よく合い、塩味だけもしくは酸味だけの食べ物の場合には、甘味の残ったワインの方が
よく合う。
鰊のマスタード漬けは、酸味はしっかりしているが塩味はそれほど高いレベルではありま
せん。この部分とワインに残っている若干の残糖分のあるなしが関係している可能性が
あります。
※一度店長の得意なベリンジャーのフードペアリング講座をお受けになると上記のお話が
良く理解できると思います。
また、魚の生臭さとワインの関係ですが、以前メルシャン社の研究発表でワインに残って
いる鉄分と生臭さが人間の味覚に大きく影響を与える、と聞いたことがあります。
つまり、ムルソーには鉄分が多く、サンタイネスSウノには鉄分が少ないのでは、とも推測
されます。
メルシャン社の研究発表 → http://www.kirinholdings.co.jp/rd/result/closeup/02.html
ワインと食べ物の関係って、おもしろいですね。 続きを読む
1日の最後に飲むワインはいつもながら格別です。
さて、本日のワインは白の辛口です。
・シャーマー・ド・グロ・ムルソー2008(シャルドネ100%)
・サンタイネスSウノNV(チリ北部リマリ・ヴァレー、シャルドネ90%、ヴィオニエ10%)
これに本日松坂屋静岡店で購入した北海道産鰊のマスタード漬けを合わせてみました。
ムルソーは鰊の生臭さが気になってしまいあいません。一方、
サンタイネスSウノは、ワインはワインのまま楽しめて、鰊は鰊のまま楽しめます。
同じ白の辛口でぶどうも同じシャルドネなのになぜこんな違いが出るのでしょうか?
それぞれのワインについて共通点と相違点を挙げてみました。
共通点
・同じぶどう品種(シャルドネ)。
・味わいは辛口、樽熟成あり。
相違点
・ムルソーは極めてドライで糖分を感じない。サンタイネスSウノは若干残糖を感じる。
・サンタイネスSウノには後味に若干の苦みを感じる。
ベリンジャーのフードペアリング理論によると食べ物の味付けの塩味、酸味のバランスが
一番重要で、両方を高いレベルで使っていた場合、樽を利かせたドライなタイプのワインに
よく合い、塩味だけもしくは酸味だけの食べ物の場合には、甘味の残ったワインの方が
よく合う。
鰊のマスタード漬けは、酸味はしっかりしているが塩味はそれほど高いレベルではありま
せん。この部分とワインに残っている若干の残糖分のあるなしが関係している可能性が
あります。
※一度店長の得意なベリンジャーのフードペアリング講座をお受けになると上記のお話が
良く理解できると思います。
また、魚の生臭さとワインの関係ですが、以前メルシャン社の研究発表でワインに残って
いる鉄分と生臭さが人間の味覚に大きく影響を与える、と聞いたことがあります。
つまり、ムルソーには鉄分が多く、サンタイネスSウノには鉄分が少ないのでは、とも推測
されます。
メルシャン社の研究発表 → http://www.kirinholdings.co.jp/rd/result/closeup/02.html
ワインと食べ物の関係って、おもしろいですね。 続きを読む
2013年06月06日
酒井ワイナリーとひつじたち
お仕事お疲れ様でございました。
1日の締めくくりは何と言ってもおいしい料理とおいしいお酒。
本日の店長の晩酌は、山形県南陽市にある酒井ワイナリーさんの
「バーダップ樽熟成・赤2007」 です。
ワインについての説明は以下の通りです。
品種:マスカット・ベーリーA種とブラック・クイーン種。名子山自社畑産のぶどうのみ使用。
味わい:辛口、ミディアムボディ。豊かな果実味、ほどよい渋みと余韻の綺麗さが魅力。
無清澄、無濾過、無殺菌でぶどうが持つうまみ成分が十分に感じられる深みのある味わい。
酒井ワイナリーさんとは10年以上のお付き合いです。店長が東京のサラリーマン時代に、
ワインの飲み仲間と東北ワイナリーツアーでお伺いして以来、年1回くらいの割で訪問しています。
今年も4月にお伺いしてきました。その時は雨霊(うれい)畑の植樹ボランティアでした。
酒井ワイナリーさんは循環型のワイナリーを目指しており、畑には数匹のひつじがいます。
ぶどう畑の雑草を食べてくれる貴重な戦力です。ただし、そのひつじも循環という環(わ)の中に
います。
酒井ワイナリーさんでは数年前狸沢(むじなざわ)の畑を開墾した時に募集したぶどうの樹の
オーナーを対象にここ数年秋の最盛期前(9月20日頃)にふるまいの会を開いていただいています。
ある年のその会でおいしい生ハムがふるまわれました。くせのない味でとてもワインに合います。
おいしいワインとおいしい生ハムに感謝しつつワイングラスを傾けておりました。そののち説明が
あります。それが、なんとその肉はくだんのひつじたちとのこと。酔いもあり、ただただ感謝する
ばかりでした。
今年の秋にも収穫のお手伝いに伺いたいと思いつつ、バーダップ樽熟成を食事とともにいただきました。 続きを読む
1日の締めくくりは何と言ってもおいしい料理とおいしいお酒。
本日の店長の晩酌は、山形県南陽市にある酒井ワイナリーさんの
「バーダップ樽熟成・赤2007」 です。
ワインについての説明は以下の通りです。
品種:マスカット・ベーリーA種とブラック・クイーン種。名子山自社畑産のぶどうのみ使用。
味わい:辛口、ミディアムボディ。豊かな果実味、ほどよい渋みと余韻の綺麗さが魅力。
無清澄、無濾過、無殺菌でぶどうが持つうまみ成分が十分に感じられる深みのある味わい。
酒井ワイナリーさんとは10年以上のお付き合いです。店長が東京のサラリーマン時代に、
ワインの飲み仲間と東北ワイナリーツアーでお伺いして以来、年1回くらいの割で訪問しています。
今年も4月にお伺いしてきました。その時は雨霊(うれい)畑の植樹ボランティアでした。
酒井ワイナリーさんは循環型のワイナリーを目指しており、畑には数匹のひつじがいます。
ぶどう畑の雑草を食べてくれる貴重な戦力です。ただし、そのひつじも循環という環(わ)の中に
います。
酒井ワイナリーさんでは数年前狸沢(むじなざわ)の畑を開墾した時に募集したぶどうの樹の
オーナーを対象にここ数年秋の最盛期前(9月20日頃)にふるまいの会を開いていただいています。
ある年のその会でおいしい生ハムがふるまわれました。くせのない味でとてもワインに合います。
おいしいワインとおいしい生ハムに感謝しつつワイングラスを傾けておりました。そののち説明が
あります。それが、なんとその肉はくだんのひつじたちとのこと。酔いもあり、ただただ感謝する
ばかりでした。
今年の秋にも収穫のお手伝いに伺いたいと思いつつ、バーダップ樽熟成を食事とともにいただきました。 続きを読む
2013年06月04日
ベリンジャー・クリアレイク・ジンファンデル
本日当店へお越しいただきましたお客様、大変ありがとうございました。
中でも特に印象の強かったお客様と選ばれたワインをご紹介致します。
80歳をたぶん超えているであろう、Hさまは『濃いワイン』が大変お好きで
これまでにリクエストをいただきご紹介、お買い上げいただいたワインの中で
印象に残っている主なワインは以下の通りです。
・アルゼンチン・マルベック・リザーブ(特にDOルハンデ・クージョのワインに高評価)
・イタリア・アリアニコを使ったということで、DOCGタウラージ・リゼルヴァや同アリアニコ・デル・タブルノ
・同じくアリアニコを使った、ネロ・コンティ・ゼッカ(プーリア州)
・イタリア・ネグロアマーロを使ったという事で、ブリンディジ・リゼルヴァ(プーリア州)
・ピンポイントでお勧めした、ベリンジャー・ナイツヴァレー・カベルネソーヴィニヨン
・社長の秘蔵ワイン、チリ・サンタリタ・メダヤレアル・カベルネソーヴィニヨン2002
今回ご指定いただいたワインは、『ジンファンデルを使った濃いワイン』
当店で扱っている中でジンファンデルでお勧めは、
・カリフォルニア・スブラジア・ファミリーヴィンヤード・ジノス・ジンファンデル でしたが、
ガツンとくる濃さというよりも、複雑さやまろやかさバランスの良さに優れているので、
・ベリンジャー・クリアレイク・ジンファンデルをお勧めいたしました。先週発注本日入荷。
(写真のワインのうち中央3本並んだ左側)
結果、本日Hさまはベリンジャー・クリアレイク・ジンファンデルをお買い上げいただきました。
大変ありがとうございました。Hさまはおしゃれで小粋な方で、店長のご提案に対して真摯に
受け止めていただき商人冥利に尽きます。そして何よりワインが大変お好きなんですね。
いつか売り物ではない、店長の秘蔵ワインをご馳走して喜んでいただきです。
また、数日前に初めてご来店いただきましたH.Sさまは、お子様の生まれ年の1992年、
1987年のワインで比較的お求めやすい価格のものを探しておられるとのこと。両年とも
ヴィンテージチャート的には高い評価ではなく、残念ながら当店では現在ストックがありません
でした。ところが後日取引先からの6月の見積もりの中に、ポムロールで該当するワインがあり、
早速メールにてお知らせしたところ本日注文をいただきました。メールでのやり取りだけで
店長の提案を快くお受けいただき、大変感謝しております。今後とも末永いおつきあいを
いただければと思います。
続きを読む
中でも特に印象の強かったお客様と選ばれたワインをご紹介致します。
80歳をたぶん超えているであろう、Hさまは『濃いワイン』が大変お好きで
これまでにリクエストをいただきご紹介、お買い上げいただいたワインの中で
印象に残っている主なワインは以下の通りです。
・アルゼンチン・マルベック・リザーブ(特にDOルハンデ・クージョのワインに高評価)
・イタリア・アリアニコを使ったということで、DOCGタウラージ・リゼルヴァや同アリアニコ・デル・タブルノ
・同じくアリアニコを使った、ネロ・コンティ・ゼッカ(プーリア州)
・イタリア・ネグロアマーロを使ったという事で、ブリンディジ・リゼルヴァ(プーリア州)
・ピンポイントでお勧めした、ベリンジャー・ナイツヴァレー・カベルネソーヴィニヨン
・社長の秘蔵ワイン、チリ・サンタリタ・メダヤレアル・カベルネソーヴィニヨン2002
今回ご指定いただいたワインは、『ジンファンデルを使った濃いワイン』
当店で扱っている中でジンファンデルでお勧めは、
・カリフォルニア・スブラジア・ファミリーヴィンヤード・ジノス・ジンファンデル でしたが、
ガツンとくる濃さというよりも、複雑さやまろやかさバランスの良さに優れているので、
・ベリンジャー・クリアレイク・ジンファンデルをお勧めいたしました。先週発注本日入荷。
(写真のワインのうち中央3本並んだ左側)
結果、本日Hさまはベリンジャー・クリアレイク・ジンファンデルをお買い上げいただきました。
大変ありがとうございました。Hさまはおしゃれで小粋な方で、店長のご提案に対して真摯に
受け止めていただき商人冥利に尽きます。そして何よりワインが大変お好きなんですね。
いつか売り物ではない、店長の秘蔵ワインをご馳走して喜んでいただきです。
また、数日前に初めてご来店いただきましたH.Sさまは、お子様の生まれ年の1992年、
1987年のワインで比較的お求めやすい価格のものを探しておられるとのこと。両年とも
ヴィンテージチャート的には高い評価ではなく、残念ながら当店では現在ストックがありません
でした。ところが後日取引先からの6月の見積もりの中に、ポムロールで該当するワインがあり、
早速メールにてお知らせしたところ本日注文をいただきました。メールでのやり取りだけで
店長の提案を快くお受けいただき、大変感謝しております。今後とも末永いおつきあいを
いただければと思います。
続きを読む
2013年06月04日
勝沼醸造&白百合醸造訪問
アルガブランカブランドの甲州ワインで有名な勝沼醸造さんと、
ロリアンブランドを持ち、家族経営で温かい雰囲気の白百合醸造さんを訪問しました。
勝沼醸造さんの息子さんと店長がサラリーマン時代に一緒に仕事をした縁で今回
畑見学、醸造場見学、テイスティングをさせていただくことになりました。
まずは、ワイナリー近くに広がる番匠田畑の見学。ここはメルロー、カベルネソーヴィニヨン
甲州の3種類のぶどうを栽培しています。メルローは毎年一定水準のぶどうが収穫がある、
甲州については昨年は実験的な栽培をして12月まで収穫を遅らせて無添加ワインに仕込む、
カベルネソーヴィニヨンについては望む品質がなかなか満たせないという事で、一部植替えを
はじめたところとの事。今後は日本で開発されたマスカット・ベーリーAにしてゆくとの事。
他、釈迦堂パーキングの上にある甲州とシャルドネの自社畑、勝沼町内にある甲州の畑を
見学させていただきました。また有名なイセハラの畑は場所を教えてもらい夕方自分で勝手に
行ってきました。
続いてテイスティングです。全部で10種類のワインを試飲させていただきました。
甲州については畑違い、仕込み方違い、味わい違いで8種類。それぞれ畑の特徴を出すように
腐心しておりその畑ごとに小さく仕込んでテロワールの違いが分かるようにしているとのこと。
他2種類は赤ワイン、マスカット・ベーリーAと山ブドウを使った牧丘というワイン。
最後に醸造です。一宮御坂インターに近い大規模な醸造場です。普段は見学をしていないとの事。
手配していただいたJさんに感謝です。
勝沼醸造さんは甲州でその地位を確立しましたが、今後はマスカット・ベーリーAに注力し、また
甲州についてはさらにその土地その土地ごとにテロワールを表現し品質の確立に努めたいと、
お話しいただきました。
白百合醸造さんは店長が10年以上にわたり畑仕事を手伝っている関係で社長さんはじめ皆様
とても暖かく迎えていただきます。本日はテイスティングと畑の見学です。
テイスティングワインは7種類。甲州、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルローでヴィンテージ
違いの垂直もありとても勉強になりました。白百合さんには今月末にも畑のお手伝いで伺う予定です。
6月はぶどうの新梢がどんどん伸びて畑は大忙しです。若々しい緑を見ているととても心が清々しく
なります。ワイン好きの方はぜひとも一度は生産地特に日本のワイン発祥の地である勝沼を訪問
していただきたと思います。
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ロリアンブランドを持ち、家族経営で温かい雰囲気の白百合醸造さんを訪問しました。
勝沼醸造さんの息子さんと店長がサラリーマン時代に一緒に仕事をした縁で今回
畑見学、醸造場見学、テイスティングをさせていただくことになりました。
まずは、ワイナリー近くに広がる番匠田畑の見学。ここはメルロー、カベルネソーヴィニヨン
甲州の3種類のぶどうを栽培しています。メルローは毎年一定水準のぶどうが収穫がある、
甲州については昨年は実験的な栽培をして12月まで収穫を遅らせて無添加ワインに仕込む、
カベルネソーヴィニヨンについては望む品質がなかなか満たせないという事で、一部植替えを
はじめたところとの事。今後は日本で開発されたマスカット・ベーリーAにしてゆくとの事。
他、釈迦堂パーキングの上にある甲州とシャルドネの自社畑、勝沼町内にある甲州の畑を
見学させていただきました。また有名なイセハラの畑は場所を教えてもらい夕方自分で勝手に
行ってきました。
続いてテイスティングです。全部で10種類のワインを試飲させていただきました。
甲州については畑違い、仕込み方違い、味わい違いで8種類。それぞれ畑の特徴を出すように
腐心しておりその畑ごとに小さく仕込んでテロワールの違いが分かるようにしているとのこと。
他2種類は赤ワイン、マスカット・ベーリーAと山ブドウを使った牧丘というワイン。
最後に醸造です。一宮御坂インターに近い大規模な醸造場です。普段は見学をしていないとの事。
手配していただいたJさんに感謝です。
勝沼醸造さんは甲州でその地位を確立しましたが、今後はマスカット・ベーリーAに注力し、また
甲州についてはさらにその土地その土地ごとにテロワールを表現し品質の確立に努めたいと、
お話しいただきました。
白百合醸造さんは店長が10年以上にわたり畑仕事を手伝っている関係で社長さんはじめ皆様
とても暖かく迎えていただきます。本日はテイスティングと畑の見学です。
テイスティングワインは7種類。甲州、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルローでヴィンテージ
違いの垂直もありとても勉強になりました。白百合さんには今月末にも畑のお手伝いで伺う予定です。
6月はぶどうの新梢がどんどん伸びて畑は大忙しです。若々しい緑を見ているととても心が清々しく
なります。ワイン好きの方はぜひとも一度は生産地特に日本のワイン発祥の地である勝沼を訪問
していただきたと思います。
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